寺の話

あたりまえの価値を高めたい
西正寺 中平了悟さん

緊急事態宣言が出て、月参り(檀家さんへの月一のお参り)もお休みせざるを得ませんでした。住職就任の法要を5月に予定していましたが、これも中止に。花まつりなどの行事も中止でした。ただ、お寺をあけていると、やってきてくれる子どもたち、人たちがいました。

世間のオンライン化の波は、 お坊さん界隈にもやってきました。YouTube などに進出するお坊さんがかなり増えたように思います。僕自身も4月から頻繁に使っています。大学の講義動画を作ったり、西正寺寄席(落語会)をオンラインで開催したりするなかで、できることが増えてきました。

Facebookで毎朝のお勤め(お経)をライブ配信したり、大学院生と一緒にYouTubeも始めました。見てくれる人が思ったより多くて驚きましたね。機材や PC を買い増しました。

ただ、オンラインは直接会えないことの代替手段だなとは思っています。それまで、「あたりまえ」であったことの価値を見直しています。何に対しても「オンラインでいいやん」ではなく、遠方の檀家さんの法要など、オンラインだからこそできることも考えていきたいですね。■奏


YouTubeチャンネル「テラからはじまるこれからのハナシ。」ではラジオ番組「よいかなよいかな」を配信中。西正寺Facebookページでは毎朝のお勤めを配信しています。

編集部員

こちらの編集部員がインタビューを担当しました。2020年8月から11月にかけてのお話なので、最新の状況とは異なることもありますが、新型コロナウイルス感染症という災厄に見舞われた尼崎の街の声として、未来の尼崎の人の参考になれば幸いです。取材にご協力いただいた皆様には発行が遅れましたことをこの場を借りてお詫び申し上げます。


井口奏子(奏)大学院生。黄金糖にはまり、一日三粒食べています。井口廣子(廣)風疹でツラい体験あり。ウィルスをなめないで!内海ありさ(内)龍谷大学で都市計画を勉強中です。旅行が趣味。江田政亮(江)尼崎に約420年住んでいる社家-貴布禰神社宮司。香山明子(香)緊急事態宣言中は近所を散歩散歩な毎日でした。きしかわはるか(き)婚活イベントに80回以上参加。恋人募集中です!高瀬悦子(高)アマも商店街も大好きです!立花莉絵子(花)『ごろごろ、神戸。』を読んで聖地巡礼をしました。立石孝裕(石)新しい自転車を選びきれない不惑の52歳。永井純一(永)Netflixの視聴動画数2年連続700本越え。優勝は「コブラ会」。中平了悟(中)尼崎をうろうろしているお坊さん・西正寺住職。畑恵子(畑)料理掃除在宅仕事洗濯料理在宅仕事ピアノ料理在宅仕…。山下祐生(山)自称山下、人呼んで山下、その実態は、山下。若狭健作(若)ステイホーム嫌いじゃないです。