場の話

自然との接点を増やす時間に
場を編む人 藤本遼さん

これまでは「人と人の関係性」をつなぎあわせ、地域プロジェクトの企画運営や支援などの仕事をしてきましたが、自粛期間中にふと「自然との接点を増やさないと崩壊する」と感じました。「人と人以外の関係性」を作りたいと思い、6月に自然豊かな淡路島に一軒家を借りて馬と関わるプロジェクトをスタートさせました。動物とのコミュニケーションは、人間の対話とは違うチャンネルだと感じますね。人との会話にも良い影響を受けていると思います。借りている一軒家は何もないので、来てくれた人や自分と向き合う時間が取れています。つながり方の入り口がオンラインになったことで、出会う人の範囲が全国に広がった感覚がありますね。■花


ふじもとりょう・1990年生まれ、尼崎市出身在住。場を編む人。「すべての人がわたしであることを楽しみ、まっとうしながら生きられる社会」を目指し、イベント・地域プロジェクトの企画運営・立ち上げ支援、会議・ワークショップのファシリテーションなど場づくりやまちづくり、公共空間の活用に関する多様な仕事・活動を行う。