農業の話

農業

「生きている赤」でコロナも乗り越えて
コテラトマト 小寺清隆さん

毎年、5月下旬から8月中旬までトマトの直売を行っているのですが、今年はコロナの影響もあって販売するかどうか悩みました。ただ、お客さんから「今年も楽しみにしてるでー」、「今年も売ってなー」という声を頂いて、安全に考慮して直売を行いました。それにしても、尼のおばちゃんは強いです。コロナであろうが「美味しいものは美味しいから」と畑に来てくれました。

わかったことは、「農業は食卓を楽しませることができる」ということです。自粛期間中、家でご飯を食べることを楽しみにする人が増えたのではないでしょうか。せっかくなら良い野菜が食べたいという思いから、コテラトマトを選んでくださる人が増えました。

「トマトが赤くなれば医者は青くなる」ということわざがあるくらい、トマトは栄養価が高い野菜です。免疫力がアップするので予防にもなります。うちは、真っ赤に完熟した状態になった時に収穫しています。「生きている赤」を食べて、コロナや暑さを乗り越えてほしいという思いでした。今シーズンは終わってしまいましたが、来年も元気にトマトを買いに来てほしいです。■内