ごみ収集の話

ごみ収集

ステイホーム 断捨離に悲鳴
尼崎市経済環境局業務課 北川貴宏さん

企業やお店が出すごみは減りましたが、家庭ごみは増えましたね。コロナ前、ごみ収集車は1日4回、回収エリアとクリーンセンターとを往復していましたが、量が多く、5回となることがたびたびありました。そのため、収集が遅いとお叱りの電話も多数いただきました。

燃やすごみだけではなく、大型ごみもかなり増えました。「不要不急のごみを出さないで」と告知しているにもかかわらず、テレビで有名人が「ステイホーム中に断捨離しました」と言うたびに「やめてくれ!!」と思っていました。

ごみの収集は1日も止めることができません。職員には、マスクの着用、手洗い、うがいの励行を訴え、3密を避けられるよう休憩場所を分散しました。ごみ収集車にはアルコール除菌スプレーを携帯。

ごみの量が増えている中、コロナ感染症にも気を付けなくてはならず、現場は本当に余裕がありません。市民の皆さんにお願いです。ごみの分け方、出し方のルールを守ってください。ルールどおりに出していただけなれば、効率的にごみを収集できず、皆さんにもご迷惑をお掛けする場合があります。冬は特にガスボンベやスプレー缶の出し方に注意してください。■石