競艇の話

競艇

インターネット投票で注目
競艇選手 山本隆幸さん

競艇は2月28日から6月10日まで無観客試合を行っていました。やはり皆さんの叱咤激励がないのは寂しかったです。今もマスクを着用し声援はできないので、元通りというわけではありません。みなさんが楽しんでいただけているのか、申し訳ない気持ちです。

私自身は緊急事態宣言が明けた今も、食料品の買い出し以外の外出を自粛し、自宅でできるトレーニングのみ行っています。思うように練習できないですが、レースをさせていただいているだけで有難いです。他のスポーツが試合中止となるなか、競艇は試合を継続できたこともあり、ボートレース業界は日本財団を介し医療機関などに6億円の寄付をすることができました。

自粛期間中にインターネット投票が行われた影響もあり、競艇に注目が集まりました。無観客試合が終わってからは、若者や女性など新しい層の観客が増えたように思います。これまで尼崎はガラの悪いイメージが大きかったですが、今は利便性の高い良いまちだと感じています。これからもレースで活躍することで、尼崎のイメージアップに貢献したいと思います。■花


やまもとたかゆき・1977年尼崎市出身。競艇選手を志したきっかけは、尼崎に競艇があったからではなく、福岡出身の父親の夢が競艇選手だったため。1999年デビュー。最上級のA1級選手。