メガネ、メガネ… 今回のお題は【動物】

尼崎で見つけた気になる光景。ほぼ妄想
写真と文:山下祐生

尼崎市内に点在する公園で、様々な動物の生息が確認されている。百獣の王ライオンから、パンダ、タコ、果ては天道虫まで。誰でも見て、触れて、乗っかって、遊んだって、イイんだって。今回は徒歩圏入場料無料のサファリ越えアミューズメントをご紹介しよう。

豚、メンチ切る
豚、寝る
象さんの、目がテン
天道虫、でか過ぎ
馬、振向く
馬、前向く
サイ、良いくびれ
リス、取手付き
かば、其の一
かば、其の二
キリン、シンプル
ライオン、ガングロ
パンダ、動く
犬、似てる
らくだ、脚6本?
タコ、ほぼ新品
カエル、踏ん反り返る
親子亀、距離感

眼鏡人語
「コンクリートジャングル」とてもイイ響きだ。都会の熱気を受けてのびのびと育つビル群が連想される。数多くの家庭をその身に抱く団地やマンションなどは正に豊饒の大地そのものだ。そんな都市生活民族の憩いの場、公園では大小さまざまな動物達が大体同じ大きさになって穏やかに過ごしている。夏の炎天下では超高温になり、冬はまたがる者の内股を凍りつかせる「コンクリートアニマルズ」だ。そこでは人と動物達を隔てる柵も壁も無い。エビバディノーガード、ノーボーダーだ。戯れるも戯れぬも全ては自己責任。それが自然の掟、野生の掟だ。我々冷凍都市に住む妄想人類にとって、それは「コンクリートワイルドライフ」、そこは「コンクリートサバンナ」。…やはりイイ響きだ。


やましたゆうき
市内在住33歳。煮込み料理は趣味ではなくライフワーク。好きな言葉は「オールオッケー」。