メガネ、メガネ… 今回のお題は【遺跡】iseki

尼崎で見つけた気になる光景。ほぼ妄想
写真と文:山下祐生

尼崎市内には遺跡がいくつかある。らしい。詳しくはネットで調べていただきたい。ここでは尼崎市のホームページには載っていない、であろう、遺跡を紹介したい。もとい、遺跡という事にして紹介させていただきたい。お願いします。

ブラ管TV塚
化石化したブラウン管TVから古代人の生活が伺える。
毛筆壁画
何か怖い呪文のような、ありがたい格言のような。
消火器塚
湯船に収められている事から供養説が有力。
ボンベ俑坑
その本数を見るに、相当な権力者の墓と思われる。
ボトルヘンジ
神秘的な力で犬や猫が寄り付かないという。
キョロ拓
かつてこの地に生息していた生物の痕跡。
洞窟跡
知ってか知らいでか秘密基地にしている子もいる。
壁怒吽
民明書○刊『諸国胸きゅん刑罰事典』より。

眼鏡人語
人のあるとこ遺跡ありである。遺跡探しとは何もその道のプロである考古学者だけに許された専売特許ではない。有名な遺跡の中には一般人によって偶然発見されたものも多く、山奥や人里離れた僻地などではなく生活圏内にあるちょっと不思議な場所が実は古代遺跡だったというケースも少なくない。玄関を開けて一歩外に出たら、目に入るあれもこれも実は遺跡だったなんて事があってもおかしくないのだ。遺跡とは形として残されたその土地の記憶である。遺跡を見るとそこで暮らしていた人々の生活や文化を窺い知ることができる。ある事ない事想像できるのだ。そこのところは現代人の勝手、さじ加減でどうとでもなる。正しさなんて知ったこっちゃない。遊びだ、道楽だ、言ったもん勝ち、書いたもん勝ちだ。


【まちのメガネ】やましたゆうき
32歳にしてついに尼崎在住となる。ライフワークは継ぎ足し継ぎ足し作る自家製肉豆腐の維持、発展。