やっぱりクレープが好き

北のふらいぱん、南のロリアン。
どちらも親子3代に愛されるクレープ店の老舗。
ファンの声とともにそれぞれの人気メニューをご紹介。

レストランふらいぱん原宿でみた行列を尼崎に

「高校生たちとのおしゃべりが楽しいの」
9カ月前からラテン系ダンスを始めた長岐さん。運がよければ練習姿が見られるかも。

39年前に店主の長岐みどりさんが原宿でクレープが人気と聞きつけて、現地を視察。周囲の反対を押し切り、クレープハウス「メリールウ」を尼北高そばにオープン。18年前からは自ら経営する「レストランふらいぱん」の店先でもクレープを焼きはじめた。特徴はその食感。高校生とのおしゃべりしながらしっかりと焼いたパリパリ感と食べ進めるほどに溶けたバターのおかげでしっとりした生地が人気を博し、大阪のイベントでは4時間で300枚を売りあげた実績を持つ。

人気No.1メニューの「バターシュガークレープ」は、バターと砂糖だけのシンプルなものだが、ついでに持ち込んだこのクレープが本命を押しのけてメイドインアマガサキコンペの特別賞を受賞した。

隠れたヒット
バターシュガークレープ(200円)

かつてはイチゴやバナナといったフルーツからプリンまで全部乗せ1000円という裏メニューもあり、カップルの記念日に売れたのだとか。

レストランふらいぱん○南武庫之荘2-17-20 11:30~22:00 無休
立花店(フェスタ立花南館) と富松店(富松町1-37-16)も。

ロリアンクレープ弟子多数。クレープの伝道師

「じっくり時間かけてこんがり焼くねん」
培った技術をこれからは人に伝えたいと語る塚本さん。クレープの学校が商店街で開かれる日も近いかも!?

日々多くの買い物客が行き交う中央五番街で、30年以上前からお店をかまえる「ロリアンクレープ」。取材中も親子3代でクレープを購入する姿を(本当に!)見かけた。こだわりは、高温の鉄板でじっくり丁寧に焼く生地。パリパリの食感を守りながらも、モチモチに仕上がる、オリジナルの配合の生地なのだとか。その生地に惚れ、自分の店を持ちたいという方が修行に来ることもあるそうで、店主の塚本一也さんは今まで何店舗もの開店を見届けたとのこと。

人気ナンバーワンメニューは「チョコレート」(250円)。生地とチョコレートだけの、シンプルだからこそ、ごまかしがきかない味。食べていくうちに、チョコレートが溶けてきて、食感の変化も楽しめる。

隠れたヒット
生クリームクッキーキャラメル(350円)

主張しすぎないように、あえてあっさりとした生クリームと、甘いキャラメルソースがベストマッチング。

ロリアンクレープ○神田中通5-181 9:30~17:30 無休