CHIKAMATSU city近松がいっぱい

1986年の市制70周年を契機に「近松」をシンボルとしてまちづくりを行った尼崎市。「近松のまち・あまがさき」事業が遺したものを色々と探してみた。

Country Sign

高速道路のカントリーサインには、ときどきイラスト入りのものがある。名神高速の尼崎市の表示に曾根崎心中のイラストが使われていたことを、ご存じだろうか。「そういえば」「知らなかった」などの声が聞こえてきそうだ。しかし残念ながら、2017年1月に取り外されたためにもう見ることはできない。

Road

県道41号大阪伊丹線の一部、神崎橋から上園橋までの区間を「近松線」と呼ぶ。1983年度に市民からの愛称公募で選ばれた名前で、その区間周辺には「近松」の付くお店も多い。なお、「若王寺交差点」から「口田中踏切」までは自転車道として整備され、自転車ユーザーにとっても快適な走行が可能。

Monument

阪急塚口駅南側の西側にある、近松が愛用したと伝えられる硯石と「曽根崎心中」をモチーフにした床本型のモニュメント。床本には名文とされる「道行の段」の冒頭部分が書かれている。巨大な硯石がインパクト抜群だが、それ以上に駐輪禁止の看板にふさがれているのがもったいない。

Shop

近松公園付近には「近松」の付くお店がいくつかある。しかしここの住所は上坂部。理由をコープ尼崎近松の方に聞いてみた。「2001年オープン時点では、このあたりは近松のまちとして皆さん馴染みを持っていました。上坂部よりも近松と付けることで、より広いエリアで親しみを持ってもらいたかったのでは」。

Shop

近松公園付近には「近松」の付くお店がいくつかある。しかしここの住所は上坂部。理由をコープ尼崎近松の方に聞いてみた。「2001年オープン時点では、このあたりは近松のまちとして皆さん馴染みを持っていました。上坂部よりも近松と付けることで、より広いエリアで親しみを持ってもらいたかったのでは」。

近松ナウってなんだ?

毎年9月~翌年3月に開催される近松関連イベントを集め、パッケージでPRしている。文楽はもちろん、展示や読書会、ゴルフ大会まで、さまざまな催しが名を連ねる。