目指せ！アマのプロスポーツ【バレーボールVリーグ】兵庫デルフィーノは私たちのチームだ！

尼崎に2006年から17年も続いているバレーボールチームがある。Vリーグ所属の男子チーム「兵庫デルフィーノ」だ。

チームを創ったのは尼崎在住の岩本正吾さん。創設者でありながら今でもコートにたつ指導者でもある。

岩本さんは元実業団のバレーボール選手。選手引退後一念発起し、尼崎をホームタウンに決め、ゼロからデルフィーノを立ち上げた。全国から選手を集め、V1リーグ優勝を目指してずっと戦っている。

選手たちは普段はそれぞれ企業や学校に所属していて、試合のたびに集まりコートにたつ。選手27名中3分の1が兵庫県出身者、まさに私たちのチームだ。

今期デルフィーノが所属するのはV3リーグ。シーズンは11月～3月で、土日毎に全27試合を戦う。残念ながら今は尼崎にホーム体育館がないが、西脇市や南あわじ市の体育館をホームとしているので尼崎からは気軽に試合を見に行くことができる。チケット代も2000円程度とリーズナブルだ。

日本トップクラスの選手を生で見られる機会は貴重だ。実際に会場に行くとボールを打つ音の迫力に圧倒されるだろう。

会場の観客数はまだまだ少ない。尼崎にホーム体育館ができる見通しはたっていない。そんな逆境の中、プロチームを本気で目指す方向や取り組む材料が揃ってきた。もちろん、岩本さんも「必ず成し遂げたい」と毎日県内をチームのために奔走中だ。

観客数が増えれば、尼崎にホーム体育館をつくることができるかもしれない。私たちにできるのは、会場に足を運ぶことだ。

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取材と文 齊藤成人