メガネ、メガネ… 今回のお題は【GS】

尼崎で見つけた気になる光景。ほぼ妄想
写真と文:山下祐生

「GS」それは、ガソリンスタンド、グループサウンズ、ゴーストスイーパー…ではなく。「gomi – station」。「ゴミ、ステイシュン」と読む。先日教育テレビで教わった。「ステーション」ではなく「ステイシュン」。発音は「STAY TUNE」と同じ。では無いが、お願い、もう少しだけステイチュン。

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バー潤沢
鉄パイプ + ネット
鶴仙流
木遁の術
paint it black
三重囲い
ハンプティダンプティ
お膝元
パブリックビューイング
ウォークインGS
グッドベンチレーション
レール + バー + ネット
季節の花を添えて
親子ラウンド
コンテナで回収
拡張希望
手摺 + ネット
物干し竿 + ネット
加工精度

眼鏡人語
本企画にピッタリのネタだ。町を歩けばいくつも見つかり、住民の創意工夫によって様々な姿を与えられる。「ゴミステイシュン(以下GS)」である。GSは様々な要因によりその姿を変える。集合住宅の場合は敷地内にスペースが確保されるケースが多い。コの字型に三方を囲われ、水道、排水溝完備、屋根付きにタイル張りなど衛生意識や予算によって様々だ。戸建の場合は各家の前や、少し広めの道端に直置き。これはネットを被せただけの野ざらしが多い。そして何と言ってもGS観察の醍醐味は「烏よけ」にある。「烏よけ」の解決手法がGSの個性を決定すると言っても過言では無い。様々な部材を駆使して作り上げたものも多く、さながらDIYスキルを競い合うまちかど品評会である。今回は掲載を見送ったが、上記野ざらし型で背後のフェンスに烏の羽を一本吊るしたGSがあった。


やましたゆうき
「もうネタ切れ!」と弱音を吐きつつ、編集会議でいただいたアイデアは一度も採用した事がない。そんな失礼な34歳。