若者よ！ジェイシーがある。

尼崎青年会議所理事長に聞く

1959年に誕生し、現在会員数は138人。メンバーの9割が尼崎市内の経営者。20歳から40歳までという年齢制限付きの団体がある。「尼崎青年会議所」。その名の通り、青年すなわち若者の集まりなのだ。

活動は幅広い。中学生が自分たちのまちについて市長や議員と直接意見を交わせるようにと企画した「中学生議会」。自然の大切さを呼びかけるために作ったキャラクター「エコあま君」。地域通貨の実験や小学生の野球大会。環境や教育などをテーマに地元に密着した活動を展開してきた。

「JCというと2代目社長の道楽やサロンと見られがちですが、我々はあくまでもまちづくり団体です」と力強く言い切る第44代理事長の礒田雅司さん。

「40才が青年ってちょっと違和感ありません？」と思いきって聞いてみた。すると理事長、「うちのメンバーはみんな語りだすとアツいし長い（笑）。まちへのこだわりや夢、青年の志を持っている」と拳を握りしめて話してくれた。たしかに熱い。

さて、このJC。入会するにはまず理事長との面談が待っている。思う存分にアマへの想いを語った後、3ヵ月間の仮入会を経て晴れてメンバーの仲間入りだ。気になる会費は月に1万数千円程度。138人ものメンバーとの異業種交流のチャンスと考えると決して高くはないだろう。定期的に開催される例会への見学も歓迎だとか。

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