尼崎クルージングプロジェクト vol.1 そうだ、アマには運河がある。

近頃クルージングがブームである。そうだ、尼崎には運河がある。工場に原料を運ぶ船が行き交っていたのは遠い昔の話。誰も使っていない今こそチャンスだ。このまちで、本格的運河クルージングの実現にむけて動き始めました。

2001年5月からスタートしたあまけんプロジェクト。尼崎漁業組合にご協力いただき、これまで尼崎の運河で、お花見やカヤック、蓬川北上作戦などをしてきました。あまけんでは今後もっと広くみなさんに運河を楽しんでもらえるよう、定期的なクルージングを実施していきたいと現在計画中です。

【視察】徳島市新町川クルージング 先輩、教えてくださいっ!

徳島市新町川では市民が中心になって、10年以上もクルージングを続けています。さっそくあまけん総勢11人で徳島市「NPO新町川を守る会」を訪ねました。細かいレポートよりも中村理事長の口から飛び出した名言の数々を紹介します。

NPO法人 新町川を守る会 理事長の中村英雄さん
7/19 徳島市新町川

徳島市内の新町川を拠点に「市民の汚した川は市民の手できれいに再生しよう!」と有志10人で1990年に会を発足。川の掃除、無料クルージングなどのイベントを展開し、現在会員は260人に。 行政や企業も巻き込み、高校生からお年寄りまで一緒になって川で遊ぶスゴイNPOである。

これが中村語録だ!

「したいもんだけすればええ」

これまで10年以上ものあいだ月に2回、川のゴミ拾いだけは欠かしたことがない。無理やり連れて来ても意味がないと誰も誘わないのがこの会のポリシー。それでも毎回10人以上は必ず集まるというからスゴイ。

「タダやからこそ応援してくれる」

土日に運行する30分のクルージングは乗船無料。「安い乗船料取るより、応援してもらった方がええ。お金儲けしたいわけじゃない」と言い切るスタンスはかっこよすぎます。

「したいもんだけすればええ」

汚いドブ川でのクルージングにはじめは厳しい意見もあった。「そんなことしてもまちは何も変わらん」と言われて10年。「続けてたら必ず変わりますよ。今では行政も積極的に応援してくれますしね」