尼崎の森でこんなことやってみたい勝手に妄想プレゼン大会

編集部が独自に妄想した臨海地域で「やりたいこと」。バカバカしいアイデアと思いきや100年後にはひょっとすると実現しているかもしれない…

エントリーno.1でっかい古墳が欲しい

岡崎勝宏/遊歩道、喫茶、バーベキュー…遊べる古墳。デットスペースも創り方だと思う息子(43歳)

住宅地から離れた海辺に自然の森ができるなら、樹木に囲まれた古墳が欲しい。「瀬戸内で生まれ育って、幼なじみのつてで尼崎の鉄工所で働いた。結婚して、子供生まれて、孫も出来て楽しくしてたんやけど、ガンになって、3年前に死んでもた。田舎に墓所はあるけど、遠いし薄情な息子が参ってくれるか心配やから、まだ家におる。市営墓地はいっぱいやし、知らない山手にいくのもなんやし…」という父の人生のエンディングにこそ、森が似合うはず。

エントリーno.2ツリーハウスで眠りたい

若狭健作/虫もBBQも苦手なインドア派だったが、尿酸値を下げようとはじめた武庫川ランニングで自然の魅力にはまる。

猛暑日が連日続いて眠れない夏。そんな時こそ海辺の風にふかれて眠りたい。森の中に会員制のツリーハウスを建てて、尼の避暑地として売り出そう。野鳥の声と森のこもれびに目を覚まし、間伐材のたき火で朝食を作る。そう、気分はトムソーヤだ。林間学校にも使えるが、目指すはバカンスに長期滞在できるリゾート地。狭い市域を市民が有効に使うにはこれしかない。臨海部は僕らの別荘地なのだ。

エントリーno.3「森のようちえん」を作りたい

立石孝裕/塚口本町在住。46歳。公務員。何事も「仕事と思うな、人生と思え」です。

北欧で誕生したという、園舎がなく、毎日を森で過ごす「森のようちえん」はどうでしょうか。暑い日も、寒い日も、雨の日も、雪の日も森の中。森が先生です。晴れた日は鳥の声を聞きながら、木登り、虫捕り、木の実ひろい。雨の日はカッパを着てカタツムリ探し。雪の日だって雪合戦にソリ遊び。大人の考え方を強要せず、子どもの感覚や感性を信じ、引き出すことをねらいにしている園が多いとか。近くでは甲山にもあり、「21世紀の森」先生が誕生する日も夢ではない!?