園田に架ける橋 番付
藻川と猪名川に囲まれた地域を、古くからの地元住民は「島ノ内」と呼ぶ。その名の通り、この地域の暮らしや交通を支えるのは「橋」をおいて他ならない。編集部は総力をあげて5月に自転車ですべての橋を走破。快適さや眺めのよさ、さらに独自の視点でその実力を調査した。園田を守る12の橋たちの魅力を徹底紹介。

快適度★★ 絶景度★★
見晴らしのよい橋を渡れば、そこは弥生の世界(田能資料館)。現代に疲れたらふらっと渡ってみてはいかがでしょうか。ただし、歩道は片側のみなのでご注意を。

快適度★ 絶景度★
行きと帰りで趣の違う2本の橋を使い分けることができるので、気分屋な性格のあなたにピッタリ。隣町へ行きたいときのちょっと使いにどうぞ。

快適度★★★ 絶景度★★
府県をまたぐビッグブリッジだけあって、道幅は広くその風格は圧巻。伊丹空港へと着陸する飛行機の眺めとあわせて楽しみたい。

快適度★★★ 絶景度★
歩行者専用橋としてゆっくりと渡れるように入り口に巧みに仕掛けられた車止め。爆走自転車をうっちゃる技が接触事故から守ってくれる。

快適度★★★ 絶景度★★
もう一つのアイランド戸ノ内と園田を結ぶ待望の新橋は歩道の舗装の仕上げがゴージャス。自転車で快走したくなる。

快適度★ 絶景度★
歩車分離タイプではあるがそれぞれの道幅が狭く、すれ違いに緊張感がただようドキドキブリッジ。立ち止まってる余裕はないぞ!

快適度★ 絶景度★
園田に主要ルートにかかる橋。橋体にうかぶ錆が年季を感じさせる。園田側の堤防上の歩道には「マムシ注意」の看板。油断禁物。

快適度★★ 絶景度★★
園田に向かって、右(南)を見れば阪急神戸線、後ろ(西)を見れば新幹線。藻川の流れもながめよし。鉄分多めのルートは宮園橋に決まりです。

快適度★★★ 絶景度★★
尼崎東の花道、園田橋線で島へアクセスする橋の歩道は広く、中ほどにはくつろぎスポット(野草平十郎元市長のサイン入り)など豪華絢爛。

快適度★★ 絶景度★★★
通勤通学に島民がすれちがう歩行者専用橋。「袖すり合うのも島の縁」と、互いに道をゆずり合いながらの往来に古きよき村の記憶がよみがえる。

快適度★ 絶景度★★
大阪、豊中への抜け道として重宝される弥生線だけあり、車の通行量は多め。弥生ケ丘墓園をのぞむ景色に地元の先祖たちに思いをはせたい。

快適度★★ 絶景度★★
自分がいるのが橋なのか島なのか、渡っているうちにわからなくなるニューブリッジ。戸ノ内橋と対をなす島の南端を結ぶ一本。

園田西武庫線の藻川工区として平成22年度からから続く整備が、令和5年度に完了予定。橋はすでに完成しあとは開通を待つばかり。大型新人の登場に島民だけでなく全尼崎市民の期待が高まる。

サイクリストの憧れ、ビワイチ(琵琶湖一周)アワイチ(淡路島一周)よりも気軽に達成できる園田一周、通称ソノイチ。阪急園田駅のレンタサイクル(1日320円)で一周1時間の小旅行はすべての世代におすすめ。