カムカムアイランド 園田
少し前の話題になってしまったが、記念すべき通算105作目のNHK朝の連続ドラマ『カムカムエヴリバディ』に尼崎市民(の一部)が沸いた。母娘三代の物語の第2部で、主人公るいとジョーの初々しいデート場面に田能西公園がロケ地として登場したのだ。
時代は1960年代、高度経済成長期の大阪という設定なのだが、なんとも懐かしくのどかな河川敷風景が藻川沿いのそれとマッチしたのだろう。
たしかに公園の遊具もベンチも時代を感じさせない、というと聞こえはいいが、使い込まれてひなびた趣きが漂う。夕日を背にして深津絵里が河川敷を走るシーンは全国のお茶の間の感動を誘った。
南部再生をうたう編集部には「園田特集やってや」というリクエストがたびたび寄せられる。どちらかというと北部じゃないかと思いながらも、藻川と猪名川に挟まれた中洲には、尼崎らしい何かがある気がする。まるで島のよう。郷愁とほどよい自然の風景が残る園田アイランドに上陸してみた。
こぼれ落とした色気を探して
田能西公園でオダギリジョーがこぼれ落とした(であろう)色気を探しに、現地へ。公園で遊ぶ家族連れや近所で働く人たちに聞き込みしたが、「え?オダジョー来てたん?」と目撃証言は得られず。(写真は あまがさき観光局公式twitterから)