鍛える仕事力

専門的な技術から「働きたい」というキモチまで。仕事のための色んなサポートやってます。

IT、SOHO、NPO、CB… アルファベットの起業を応援します。

生きがいしごとサポートセンター阪神南

尼崎、西宮、芦屋の3市を対象に就業と起業を支援する。IT・SOHOサポートのノウハウを持つNPO法人シンフォニーが兵庫県の補助を受けて運営し、福祉系NPOをはじめ、有償スタッフやボランティアの斡旋、起業やコミュニティビジネスに関連したセミナーを開く。平成17年の設置以来、起業支援には力を入れてきたが、最近は相談の質も変わってきた。「やる気のある若い人を迎えたくても、雇えないジレンマを抱える団体が多い」というセンター長の下枝万祐さん。企業の事業継続・拡大の実績からヒントを得ようとセミナーを企画したり、仕事をしたい人と採用したい人のマッチング会を開催しようと模索が続いている。

配管、溶接、機械、ビル管理… 仕事で使える技術を教えます。

雇用・能力開発機構兵庫センター

離職者の再就職に向けた職業訓練と在職者のスキルアップのための訓練施設。15名前後の少人数制の講座では、豊富な設備とカリキュラムが用意されており、ビル管理者の講座では本物のボイラー室や配管機器を使い、居住系の講座では屋内で木造住宅を実際に建てるなど本格的。特に訓練内容は国際基準に基づいており、再就職のために通う受講者の多くが授業時間以外も練習に汗を流す。大抵は兵庫県内と大阪府から通うが、講師の坂下哲也さんによれば「特に機械関係は地元が多い」という。在職者向けの講座は有料だが、離職者向けの講座は無料で、職業安定所で申し込みできる。

ニートを防げ!~市役所の挑戦

尼崎市役所でも若者の就労対策に本腰を入れはじめた。その第1弾が『プレジョブスクール』だ。年に2回、就職活動を控えた大学生や専門学校生を対象に講座を開く。「働くことを学んでもらおう」と自己分析ワークショップや市内の企業訪問など、若者の働く意欲を呼び起こす企画に工夫を凝らす。背景にあるのは地方分権の流れ。これまで国の施策だった雇用や労働対策が法改正で市へと移管された。市では「若年就業支援委員会」を設置し、地域の実情にあった方策を検討している。