メガネ、メガネ… vol.7 自転車【じてんしゃ】
尼崎南部で見つけた気になる光景をかたっぱしからパシャッと集めた2ページ。連続する写真と妄想に酔いしれろ!
友達の家に遊びに。ちょっとそこまで買い物に。気分転換に当ても無くブラブラと。毎日の生活を楽しんでいる人々、その隣にはいつも自転車がある。自転車を愛し、町を愛するその者たちを私は「チャリンジャー」と呼ぶ。
生涯、立ちこぎ宣言!!
2号線のプリンス
もはや口を開かずとも、そのヘルメットとスパッツが「本物」を語っている。「疾風の○○と呼んでくれ」いや、疾風はやめときましょう。
もはや口を開かずとも、そのヘルメットとスパッツが「本物」を語っている。「疾風の○○と呼んでくれ」いや、疾風はやめときましょう。
サポート無用!
「…今、後ろの車輪見た?」 『いいえ』 「嘘や、見たでしょ」 『いいえ』 「補助輪ついてないんや~って思ったでしょ」 『ごめんなさい』
「…今、後ろの車輪見た?」 『いいえ』 「嘘や、見たでしょ」 『いいえ』 「補助輪ついてないんや~って思ったでしょ」 『ごめんなさい』
白馬のおじさま
白いシャツ、白っぽいパンツに白い靴、そしてまたがるは純白の愛馬ペガサス。おじさまは白馬にまたがり、颯爽と商店街を走り抜けていった。
白いシャツ、白っぽいパンツに白い靴、そしてまたがるは純白の愛馬ペガサス。おじさまは白馬にまたがり、颯爽と商店街を走り抜けていった。
子連れず狼
ついにマイホームを手にした拝○刀。乳母車はママチャリとなった。大五郎も今頃ふかふかのベッドに横たわり、風車をまわしていることだろう。
ついにマイホームを手にした拝○刀。乳母車はママチャリとなった。大五郎も今頃ふかふかのベッドに横たわり、風車をまわしていることだろう。
チャリンコースター
僕は先っちょに座っている。エンジンはお父ちゃん、操縦もお父ちゃん、僕はただお父ちゃんを信じて前を向くのみ!さぁ、発進してくれたまえ!
僕は先っちょに座っている。エンジンはお父ちゃん、操縦もお父ちゃん、僕はただお父ちゃんを信じて前を向くのみ!さぁ、発進してくれたまえ!
セレプリティー
さて、12番レーンの三輪車は「お母さん型人力ブレーキ」を搭載…おっとドライバーがかわいいポーズをしております!!プリティー!
さて、12番レーンの三輪車は「お母さん型人力ブレーキ」を搭載…おっとドライバーがかわいいポーズをしております!!プリティー!
ママチャリンジャー
ママさんはすごい。前かごに荷物、後ろにはわが子を乗せ、人ごみの中をすり抜けていく。その両手は決して震える事がない。(震える事もある)
ママさんはすごい。前かごに荷物、後ろにはわが子を乗せ、人ごみの中をすり抜けていく。その両手は決して震える事がない。(震える事もある)
ニヒヒヒヒ
今日は自慢の愛車でお散歩。しかも乳母車でのサイクリングだ!スゴイ…「お父さんお母さん待ってるし、そろそろ帰ろかな~」ガラガラガラ…
今日は自慢の愛車でお散歩。しかも乳母車でのサイクリングだ!スゴイ…「お父さんお母さん待ってるし、そろそろ帰ろかな~」ガラガラガラ…
ビュビューン!
少年!少年がいます。今にも走り出しそうな勢いで自転車にまたがっています。しかしおじさんです。おじさんなのに確かに少年なのです。
少年!少年がいます。今にも走り出しそうな勢いで自転車にまたがっています。しかしおじさんです。おじさんなのに確かに少年なのです。
フェイスガードよしこ
「君の素顔を見たい」 『イヤよ』 「せめてカゴの中だけでも!」 『イヤよ』 「僕を信じていないのかい?」 『フェイスガードとはそういうものなのよ』
「君の素顔を見たい」 『イヤよ』 「せめてカゴの中だけでも!」 『イヤよ』 「僕を信じていないのかい?」 『フェイスガードとはそういうものなのよ』
コンクリートロード♪
一緒に帰宅中の未来の若社長と未来の美人秘書。「いつだって俺の後ろはお前の特等席だぜ」とか言ってるんかな~。イイな~…
一緒に帰宅中の未来の若社長と未来の美人秘書。「いつだって俺の後ろはお前の特等席だぜ」とか言ってるんかな~。イイな~…
眼鏡人語
自転車は「等身大の乗り物」だ。自分の好きなスピードで、好きな道を、自然を感じながら進む事ができる。例えば同じ道を自転車と車で通るとしよう。花壇の中で昼寝中のノラ猫、おじさんが焼くたこ焼きの香り、民家から流れてくる音楽。車では通り過ぎてしまう色々な出来事に自転車は出会わせてくれる。
チャリンジャーはニヤニヤしている。自転車をこぐのが楽しいのだ。坂道があったら「立ちこぎ」してみて欲しい。ニヤける。少し体が熱くなってきたくらいに坂を上りきる。ペダルから足を放し、あとは車輪にまかせて坂を下る。心地良い風が吹く。ニヤける。仲の良い友達と過ごす休日に、悩める人は気分転換に、自転車散歩なんてどうだろう?
まちのメガネ 山下祐生●やましたゆうき
定食をこよなく愛する腰痛持ちの20歳。大学生。マイブームは自転車とロッククライミングとオカリナ。