メガネ、メガネ… vol.4 像【ぞう】
尼崎南部で見つけた気になる光景をかたっぱしからパシャッと集めた2ページ。連続する写真と妄想に酔いしれろ!
公園に像。店先に像。像・像・像。ゴミ箱から遊具・仏さんまで、様々な像が町中に転がっている。彼らは外見も中身もスーパーハードだ。道端で像を見つけたらあれこれ想像してみよう。どこか町が奇妙に見えてくるはずだ。
像に秘められた物語
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鬼の形相で槌を振りかざす鉄鋼戦士。尼崎の工業地帯が産んだ最強のMS(モビルスーツ)だ。
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先生「アン・ドゥ・トロワ、アン・ドゥ・トロワ・・・ハイ!!ストップ&鳩!」
生徒「ピジョーンッ!」
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紹介しよう、首なし家族とは首の無い家族である。ご両親の胸の穴がまたまた怖いのである。
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こうと決めたらテコでも動かないゴーイングマイウェイな像。頑固というよりは硬仏(かたぶつ)だ。
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救済戦士G‐ZONE(ジゾーン)の貴重なバックショット。油断したのか、まるで隙だらけだ。
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男お不動○○才、鬼コーチと呼ばれても、目指すは夢の甲子園、今日も飛ぶ飛ぶバットは飛ぶよ。
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兎とカエルと、あとサルがいれば「尼崎鳥獣戯画」、通称「アマチョギ」が完成する。サル情報求む!
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哀れ!生き埋め状態のたこ焼き君!「砂風呂」と書いたものの、正直巨神兵以外の何にも見えない。
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亀との競争、「結果如何に?」と蓋を開けてみると何の事は無し、みごと兎が勝利を収めたのであった。
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化け物だ。が、イイモンのバケモンだ。虎の勝利を祈り、祝う粋なアイツ。しかし名前は知らない。
激突!狛犬バトル
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小さな恋のメロディ
眼鏡人語
像は芸術である。ダビデ像しかり、木彫り熊しかり。像は象徴である。二宮金次郎しかり、自由の女神しかり。しかし、こういうありがたいものは退屈だ。美術館で見るならまだしも、町中にありがたい像があると思うとろくにオナラもできやしない。「ありがたさ、ノーサンキュー」である。どうせなら像で遊びたい。せっかく生き物の姿をしているのだ、物語を作るがいい、何か喋らせるがいい、一緒に記念写真を撮るのもいいだろう。そうすると像の性格が見える、表情に気付く。像がわかってくるのだ。お爺さんお婆さんを思い出してほしい。拝む時、撫でる時のあの表情!マスコットだろうが仏さんだろうが関係なし。あれこそが像愛の最終形態である。さぁ、像で遊び、像を愛でようではないか。
まちのメガネ 山下祐生●やましたゆうき
エレクトリック・オートマティック三輪車を駆り、尼崎と西宮を行き来する19歳。20歳を目前にオカリナ練習に取り掛かる。