あまけん祝2周年

3月23日はあまけん開設記念日。2001年のこの日から、はや2年が過ぎていきました。尼崎大気汚染公害訴訟の和解を受け、尼崎南部地域の活性化を目指してオープンしたグループ。「尼崎南部再生研究室」と書いて「あまけん」と読みます。会社員や学生、大学教授まで実に色んな人たちが集まって、まちを歩いたり語ったり。この情報紙もあまけんの活動の一つ。「尼崎に住んでる人に自分たちのまちを知ってもらいたい」というキモチを込めて作っています。幻の郷土野菜「尼いも」の復活なんかもお手伝いしています。

さて前置きが長くなりましたが、2周年を迎えたあまけん。室長の淺野弥三一を紹介します。はりきってどうぞ~!

中学生になったあまけん

尼崎南部再生研究室 室長
淺野 弥三一(あさの やさかず)

「あまけん」もようやく中学生との思いです。

尼崎南部地域をどのようにすれば、と手探りしながらの2年でした。尼崎港や河川を小舟でクルージングしたり、まちを歩いて小さく輝く食堂やお店に話を聞くなど、下町の暮らしに生きる人や技術を探し、まちの雰囲気など五感で感じる情報発信に努めてきました。

尼いもの復活もその一つですが、地域の方々の協力を得て、ようやく自前で苗を栽培できるようになりました。昨年度はこの活動が評価され、環境事業団「地球環境基金」の助成を受け、ブックレットや絵本、ビデオを作ることができました。今後も様々な知恵や指導を肥やしにして、芋づるを尼崎じゅうに広げていくと信じています。

今、尼崎の南部は大きく変わろうとしています。21世紀の森構想や国道43号、閉鎖性海域など様々な目標や課題が待っています。中学生になったあまけんは、視野を広く保って、より社会性のある行動にもチャレンジしていきたいと思っています。これから先の10年、南部地域再生の筋道と可能性を探究していきたいと願っています。