南部百景 第6景 橋上の夕景

長崎、尾道、神戸…。坂のあるまちは、それだけで魅力的な感じがするものです。

市域のほとんどが平地という尼崎。いたる所に点在する陸橋は、通り過ぎる一瞬だけではあるものの、まちの広がりを感じさせてくれる場所になっている。市域のほとんどが平地という尼崎。いたる所に点在する陸橋は、通り過ぎる一瞬だけではあるものの、まちの広がりを感じさせてくれる場所になっている。

たとえば、湾岸線末広ランプへつながるこの橋の上は、眼下に工場が広がるまれな場所。その背後で夏の太陽が沈んでいく。建物は無言だが、時おり聞こえる金属音と、潮風に吹かれてなびく煙だけが、時間の流れを教えてくれる。たとえば、湾岸線末広ランプへつながるこの橋の上は、眼下に工場が広がるまれな場所。その背後で夏の太陽が沈んでいく。建物は無言だが、時おり聞こえる金属音と、潮風に吹かれてなびく煙だけが、時間の流れを教えてくれる。■綱本武雄

場所:尼宝線南へ国道43号から車で5分ほど