鼻高々に自慢したくなる…
懐かしの湯たんぽ、おみやげに嬉しい天ぷら、世界シェア1/4のチタン、森永マリー、豆腐屋が作るオリジナルドーナツ、液晶用ディスプレイ…まったく違う分野の実に様々な製品や商品が尼崎で作られている。…という事実を、住んでいる人たちは意外と知らない。
自己紹介で「実は日本全国の森永ビスケットを作ってるまちでして…」「世界のチタンの1/4を生産するまちから来ました」と小粋にはさむと会話もはずむってなもんである。ちょっと鼻高々に自慢してみたい「メイドインアマガサキ」はまちへの愛着や誇りを取り戻すキーワード。このまちの原動力になっている…とは言い過ぎか。

明治乳業のおなじみのマーガリンは尼崎で生産している。「コーンソフト」や「チューブでバター」など尼崎から日本全国へ出荷されている

中央商店街の商店主がペンを取り、地元の商店街を舞台に小説を書いた。白井文市長をモデルにしたスチュワーデスも登場するなどご当地ネタも満載

町工場の技術を結集させて開発した空気殺菌消臭装置。大学や研究機関と共同で光触媒技術を応用した製品である

西大物町にある昔ながらのお豆腐屋さんのオリジナルドーナツ。裏メニューとして地元の人に愛され、一つ50円というお手頃感で子どもたちのおやつに重宝されている

台座にペンがゆっくりと入っていく。思わず溜息がでるほど滑らかな動きをする癒し系ボールペン。ドイツの有名自動車メーカーも記念品に使うほどの逸品だ

マリーもチョイスもムーンライトも…。同社では1工場1品種を守り、クッキーとビスケットはすべて塚口工場で作っている。ちなみにハイチュウを作るのも尼崎だけ

イボイボのついたゴムボール。手のひらのつぼを刺激する気軽な健康グッズは尼崎発のアイデアで、同社が開発し特許を取得している

尼崎のお茶メーカーが地元のおみやげものとして発売した商品。ラベルに尼崎の地名や歌が記されており、まちの歴史や文化を発信している