たとえば、湾岸線末広ランプへつながるこの橋の上は、眼下に工場が広がるまれな場所。その背後で夏の太陽が沈んでいく。建物は無言だが、時おり聞こえる金属音と、潮風に吹かれてなびく煙だけが、時間の流れを教えてくれる。