南部再生第18号:もくじ
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アマテラピー

vol.2 まちの色に癒される

 尼崎を色に例えると・・何色を思い浮かべますか?工場のグレー?商店街の活発な赤や黄色?ネオン街のピンク?

 何かに色をつけるとき、人は無意識に色を選択します。この特徴を使ったヒーリング法が「カラーセラピー」。日常生活の中に色を取り入れて、身体やこころに安らぎを与えようという癒しの手法です。このセラピーでは「あなたが選ぶ色があなた自身なのです」という言葉が何度も繰り返されます。不思議なことに好きだと思う色、大切だと感じた色には、選んだ人自身の心理状態などの情報が隠されているのです。そのくらい「色」の印象というのは大きいものです。

 まちなかでは、そこに住む人々が様々な色合いの建物を建て、一つの景観が作られます。実際に歩いて感じる街の色は、住んでいる人びとの意識を映し出したもので、色そのものが街の特徴を決めていきます。例えば、レンガ造りの落ち着いた色合いの街では格式や伝統を大切にし、色とりどりのネオンが光る街では先進性やにぎわいの演出が求められています。

 癒しの空間を求めて、尼崎を歩いていると、ある色とその補色(反対色)である色が共存しているのに驚きました。例えば尼崎城跡。夜は静かな暗い緑をふくみ遙かな歴史を感じさせる場所ですが、そこから南、43号線の方には工場と高速道路の明かりが見えます。ゆっくりと点滅する赤やオレンジの現代的な色彩と、歴史を感じる深い緑。現代と江戸時代、赤と緑が、反対色となって静かにバランスをとっています。反対色というと喧嘩してしまうと考えがちですが、本来は補色(補い合う色)なのです。

 街を歩いていて、強く印象に残った風景。その色彩に注目してみると、自分の隠された心理状態が分かるかもしれません。

フクナガミチヨ●1975年生まれ。小さい頃から植物が好きで、癒し効果に注目。短大卒業後園芸専門学校に進みアロマテラピーや色彩効果に出会う。クリスタルヒーリング・癒しのカフェ・落ち着く音楽等、「癒し」について独自に研究・活動中。