論:尼崎で出会った「大地の子」の物語 毎日新聞記者 樋口岳大 「中国残留孤児」と呼ばれるお年寄りたちが尼崎で約20世帯、暮らしていることを知っているだろうか。 中国残留孤児は、戦前から、日本各地から旧満州(現在の中国東北 […]
論:尼崎JC 50年の鎖の輪 (社)尼崎青年会議所 第50代理事長 森上 恒 社団法人尼崎青年会議所(尼崎JC)は昭和34年に生まれ、本年創立50周年を迎えさせていただきます。高度成長期の真っ只中に、「尼崎のよりよき発展 […]
論:まち研10年、つながる想い 尼崎市民まちづくり研究会代表 正岡茂明 『南部再生』の編集会議にふらっと顔を出してくれた正岡さんに「せっかくやから、書いてくださいよ」といきなりの原稿依頼。県立尼崎高校の校長先生で、まちづ […]
論:尼崎1985 毎日新聞阪神支局長 二木一夫 世相を映すスクラップブック山口組と一和会の抗争激化、阪神タイガース優勝…1年生記者として二木さんが書いた尼崎は今も大切に保存されていた。 1985(昭和60)年秋、5カ国蔵 […]
論:アマとロックと社会学 神戸山手大学 現代社会学部 准教授 南田 勝也 アマはロックな街やな、といわれたとして違和感をもつ人はほとんどいないでしょう。尼崎のイメージは、下町、庶民的、猥雑、粗野、そんな言葉が当てはまるか […]
論:あの素晴らしい「闇市」をもう一度 有限会社闇市代表取締役 伊藤修資 ここ数年、旨い焼肉を求める肉好きたちは、淀川や武庫川を越えて尼崎に集まる。創業半世紀の老舗も多いが、10年前に鮮烈デビューを果たした店が、中央商店街 […]
論:さらば いとしき尼崎 獨木舟(まるきぶね)店主 田中 元三 白壁に黒格子の味わい深い外観、一杯一杯サイフォンで丁寧に入れた珈琲の味は、尼崎のちょっとした自慢だった。ご主人とのおしゃべりを楽しみに来る客も多く、尼崎の「 […]
論:運河が変わる 兵庫県阪神南県民局県土整備部 尼崎港管理事務所長 高橋 秀文 さちかぜ尼崎港管理事務所には、兵庫県が所有する調査監督船『さちかぜ』が停泊している。団体で申し込めば、海からのみなと学習も楽しむことができる […]
論:尼崎子ども劇場21年 稲垣雅子 自由に表現できる子に 私たちはプロが演じる演劇、人形劇や音楽など生の舞台の観賞や手作りの遊びを通して、子どもの感性を育むために活動しています。感想を語り合ったり、終演後の役者さんとの交 […]
論:伊丹を遊ぶ、町を遊ぶ いたみホール 中脇 健児 尼崎の隣、伊丹で「町あそび」ならぬ町を素材として使った企画を色々している、いたみホールの中脇です。僕は「伊丹ならでは」というのを意識して「新たなソフトコンテンツの立ち上 […]
論:ものづくりの底力は尼崎にあり ヤマシタワークス社長 山下 健治 ひときわ元気なものづくり企業が尼崎にある。その名も「ヤマシタワークス」。不可能とされていた複雑な形状の金型の表面を瞬時に、そして滑らかに研磨する特殊な装 […]
論:尼崎の“南北問題”を、面白がれないことこそが問題だ。 大迫 力 南は下町、北はハイソ。 「なんや、エラいお洒落さんになってもうて」。6年ほど前だろうか、正月に親戚で集まった時、尼崎の南部に住んでいた伯父は、僕が大学へ […]
論:アスベスト禍の衝撃 第2の「尼崎公害」 加藤 正文 潜伏40年。だれもが被害と隣り合わせにある 尼崎市のクボタ旧神崎工場(JR尼崎駅近く)で元従業員ら約80人がアスベスト(石綿)による中皮腫などで死亡、周辺住民にも被 […]
論:工場を歩け 変容するものづくりの現場 綱本武雄 2年半にわたり、神戸新聞社の加藤正文さんと共に兵庫県下55の工場を描く機会に恵まれた。生活で毎日触れるような品々から、コンクリート、ガスに至るまでさまざまな製造現場を歩 […]