尼崎ディスカバリー 東浜ポンプ場

尼崎で見つけた非日常の風景を切り撮る


尼崎では大雨の時など、洪水を防ぐために河川や運河の水を海に吐き出す必要がある。尼ロック(尼崎閘門)のすぐ東側にある東浜ポンプ場がその大役を担っている。今回は特別に見学させていただいた。すべてのポンプを稼働させると、排水性能は7秒間で25メートルプール一杯分を空にするパワフルさ。ポンプ場は3つの建屋があるが、2014年完成の最新型はエンジンにガスタービン型を採用し、性能をアップさせるとともに、津波にも耐えるというから頼もしい。今後もその力強い吐き出しに期待大だ。


写真・文/小林 哲朗(こばやしてつろう)
フォトグラファー。廃墟、工場、地下、巨大建造物など身近に潜む異空間をテーマに撮影。