街で聞いた 市長さんはこんな人に!

市長というオシゴトが少しは身近になってきたところで、街の人たちに聞いてみました。市長になってほしいと期待するのはどんな人ですか?

ビジョンを示せる人

理想を語るだけでなく、経営感覚を持って実行できる人が必要ですね。近頃の各地の選挙では資質ではなく人気者が選ばれる傾向にあるように感じていますが、ビジョンに向かって職員を導いていける人材が求められているのでは。44人のウチの会社でも自分の想いを社員に伝えるのは難しいもんですよ。
●特発三協製作所代表取締役・片谷勉さん(42)

現場に足を運ぶ人

現場に実際に足を運んで、現実を見つめてくれる方がいいですね。国の基準や他都市と比べるのではなく、尼崎の街で起こっていることに対して自ら判断して動ける市長を求めています。現在ケアホームの建設に取り組んでいますが、障害を持った仲間たちが暮らし続けることができる街にしてほしいです。
●尼崎あぜくら作業所所長・吉兼克彦さん(43)

子供好きな人

この4月に育児休暇を終えて会社に復帰する予定ですが、保育所がいっぱいで娘は待機児童なんです。大学では都市政策について学んでいましたが、自分が当事者になると見えてくるものが違いますね。ちゃんと子育てして働けることが住みやすさにつながると思うので、同じ目線で考えてくれる人がいいですね。
●会社勤務・福田三千代さん(30)

親しみやすい人

尼崎に来て30年になるけど、選挙には欠かさず行ってるよ。行かなモノ言われへんしね。市長の条件? やっぱりいつもニコニコしてて親しみやすい人がええわね。お店にもフラッと来て私らの話を聞いてくれるような人が市長やったらゆうことないね。なんせ景気をよくしてほしいわ。
●お好み焼きみっちゃん店主・中村美智子さん(69)

清廉潔白な人

やっぱりクリーンな政治をしてくれる方がいいですね。でも議会との駆け引きや国や県への要望なんかは、きれいごとばっかりではいかないんでしょうね。清濁あわせ飲むような度量も必要かもしれません。財政も厳しい尼崎市では火中の栗を拾うような仕事。市長には本当に頭が下がります。
●花づくり運動に熱心な尼崎在住40年の楠正男さん(81)