ボクらのR計画

尼崎の臨海地域を舞台にした一大プロジェクト。 森や運河や海道など、国・県・市が一体となって掲げる計画に大提案。 R(リンカイ)計画、ボクらだったらこうする!

森タワー建設計画 21世紀の森づくり/兵庫県・尼崎市

「森と水と人が共生する環境創造のまち」をテーマに、臨海地域の自然をよみがえらせ、魅力と活力あるまちに再生する100年間の壮大な構想。植樹や清掃活動、工場緑化などの地道な活動を市民サポーターたちが展開している。

R1 工業地帯に森を作れ

神戸、芦屋の山手に飽きた富裕層が、次に狙うのは尼崎の浜手。21世紀の森に住む「リンカイ族」は庶民にとって憧れの存在に。森の中にツリーハウスをいくつも作り「これが本当の森タワーだ」などと言ってみる。パパ~、ボク森のおウチに住みたいよ~。

水上の格闘技 場外乱闘 21世紀の尼崎運河再生プロジェクト/阪神南県民局

運河を核にした地域づくりとして、船着場やオープンデッキの整備や水上コンサートなどを計画。運河クルーズ船の運航も盛り込まれている。今年3月には冬柴国土交通大臣や建築家の黒川紀章氏を招きシンポジウムも開催。

R2 運河の魅力を活かせ

「まくれ~、ささんかい」。怒号飛び交うセンタープールからモーターボートが飛び出す。張り巡らされた運河網を走り廻る場外レース。ちょっと危険な企画だが、フランスやイタリア、ノルウェーでは実際に開催されているとか。沿道には名物「多幸焼き」の屋台も出店。

ロマンチック海道 渚の恋を演出 阪神なぎさ回廊/阪神南県民局

大阪湾全域をなぎさ海道で結ぶビッグプロジェクト。親水性の高い遊歩道や護岸を歩いて、市民に海辺の魅力を知ってもらう計画の阪神間版。名所や見どころを廻るルートを設定、掲示板やマップを配布し、毎年秋にはウォークイベントを開催する。

R3 なぎさの道を歩け

渚のボードウォークで逢瀬を楽しむ恋人たち…。京都の鴨川に負けないカップルの聖地に仕立て上げてしまえ。「アマで恋を語れば成就する」という都市伝説を流布するプロパガンダ映画も制作。監督は大島渚、主演は片平なぎさ、主題歌は松田聖子『渚のバルコニー』で決まり。

まだまだこんなに 目がはなせない リンカイ計画

運河沿いにボードウォークを整備する「リフレッシュポート事業」や尼崎沿岸の水質浄化技術を検討する「シーブルー計画」、東海岸町沖地区では「多目的国際ターミナル整備事業」が進行中、これにより大型船が来港できるようになる。07年4月には民間の研究団体「大阪科学技術センター」から、園田、姫路の両競馬場を集約して臨海部に「国際競馬場」を整備する提案も出された。