南部再生第18号:もくじ
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サイハッケン

中央商店街には謎の日時計がある。

通行人と比べて、その大きさが分かる

 「商店街の外れに日時計がある」という読者からのタレ込み情報を受け、現場へ急行した。中央1番街の南側の通りに、ブツを発見。真っ白の壁面に取り付けられた、直径2メートル近い文字盤に突き出した針はまさしく日時計そのものだ。

 星座の模様が彫り込まれた格調高い文字盤には、ギリシア文字でISHIGAMIと刻まれている。パチンコ屋の景品交換所やら質屋、風俗店がひっそりと並ぶ通りにあって、ひと際、高貴な香りを漂わせている。周囲の風景のインパクトの強さに、なじみきれない存在感。むむっ、どうしてこんなところに…。

 謎の日時計が取り付けられた建物、中央1番街の宝石・時計店「イシガミ」に直撃!したが、「え、日時計?」と店員さんもびっくり。商店街で聞き込みをするも有力な手がかりはなく、イシガミの本社に問い合わせた。

一度は見たい謎の日時計
商店街の裏筋「柳通り」と呼ばれる道路に面して日時計は、ひっそりとたたずんでいる。

 「うちは1900年に大和郡山で創業したんですが、そのお店で1時間おきにチャイムを鳴らしてたんです。地域の人に愛着を持ってもらえるものをと、尼崎店には日時計を作りました」と本社担当者が当時の思いを話してくれた。

 でも何で目立たない裏側に?

 「そりゃ日時計ですから。南向きで取り付けないと」とアッサリ。

 商店街の人も「あの日時計、前から何かなあって気になってたんや」と言うあたり、知る人ぞ知るアマのシンボルといったところか。

小森利絵●こもりりえ
1982年生まれ、尼崎在住。フリーペーパー「れもんのき」発行人。詳しくは 「薄青ガラス」
http://www13.ocn.ne.jp/~byakuya/