尼崎クルージングプロジェクト vol.4 問い合わせ殺到!90席が即日完売!

尼崎南部再生研究室では桜舞う4/2~4/4の3日間、90分のガイドクルーズを計6便運航。築地の尼崎漁業組合の全面協力を得て、タンクや煙突から見えてくるまちの物語をひもとくクルージングを企画した。

新聞記事でも紹介され、申し込みの電話が殺到。90席の予約はわずか1日で完売する盛況ぶりである。尼崎の南部を一目見ようと、西宮や芦屋から家族連れで来られる姿に感動を覚えたスタッフたち。週末のレジャーにアマの運河を見に来てもらえるなんて…

ダイナミックな工業空間から桜舞う蓬川へ… 尼崎はこんなに楽しい

■2004年4月2日〜4日(4日は雨天のため欠航)午前の便(日本料理つのくに特製お花見弁当付き¥2,500)午後の便 (¥1,000)

古河電気工業
広い工場の内部を明るく照らすために、できるかぎり効率よくお日様が差し込むように考えられたノコギリ屋根。建物内部から屋根を見上げると、一面ガラス張りに見える。希少な産業遺産の一つだ。(古河電工では銅製パイプを製造)
住友金属工業
シームレス(継ぎ目のない)パイプ製造を国内に先駆けてスタート。油田や発電所など世界各地でここの製品が使われている。
神鋼鋼線工業
明石海峡大橋のケーブル、甲子園のバックネットなどを作るワイヤー界のトップ企業。
北堀運河
かつて船が行き交った運河。現在リフレッシュポート計画のもと遊歩道整備がすすむ。
乗客人気投票ナンバーワン その名もコウモン、改め尼ロック
海抜ゼロメートル地帯が広がる尼崎を水害から守る尼ロック。全国でも珍しいパナマ運河方式の閘門。外海から水が流れ込むさまは壮観。乗船アンケートでは圧倒的な人気を誇った。
工都の記憶を伝えるテーマパーク
工都と呼ばれた時代があった。力強く動く巨大な機械、大型タンカーが行き交う運河。防潮堤に囲まれた尼崎臨海地域には今も当時の面影が残る。(写真は高炉をモチーフにした出会い橋)
東高洲橋
東堀運河にかかる跳ね橋。1日5回の開門時間に船が通過する時だけ稼働する。ダイナミックに動くその姿は、最近では週に数回しか見られない。稼働時には五合橋線の渋滞が国道43号まで続く。
蓬川緑地
今回のクルージングの発着場所。もともと広かった蓬川を埋め立てて造成した緑地帯。桜並木が咲き誇る市内随一のお花見スポットである。かつてはい草を運ぶ行商船がこの川を行き交い、ベネチアさながらの光景が見られたとか。
水上警察
海の安全を守る水上警察派出所。出屋敷線の南にあり、陸から海を眺められる市内では数少ないスポットでもある。
運航全面協力 尼崎漁業組合
もともと漁師町だった築地地区に今も残る海の男たち。漁業権はないが、海を愛する気持ちは変わらない。年に数回の河川清掃をしながら、尼崎の海を見守るグループである。

これからもできる限り運航します。不定期ですが…

最終日は雨のため欠航させていただきました。ご予約いただいた方や、今回定員のためお断りした方々の期待にそえるよう、近日中の再開を検討中です。

ご指導いただきました国土交通省神戸運輸監理部武津係長、八澤監理官、お花見弁当をご用意いただいたホテルニューアルカイック日本料理「つのくに」のみなさまにこの場を借りてお礼申し上げます。