南部再生第13号:もくじ
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実録:メイドインアマガサキコンペ

アマにしかない商品で勝負や!

 昨年の阪神優勝に軽やかに便乗し、その名を全国に轟かせた中央三和出屋敷商店街。全国から虎ファンがやって来た。さて次の一手を…と実施した[メイドインアマガサキ・コンペ]。尼崎で作っているもの、尼崎でしか売っていないオンリーワン、ナンバーワンを発掘する事業である。兵庫県生活復興県民ネット「まちの再発見運動」の助成金を活用して、商店街とあまけんが立ち上がった…。

どんなもんがあるんでっか?

 市内に応募チラシを配り、尼崎ならではの商品をコンペ形式で募集を開始したのは2003年9月。中央三和出屋敷商業地区まちづくり協議会の主催事業に市内10団体からの後援が集まった。わずか1ヵ月の募集期間に、一般からの応募と協力団体からの情報提供をあわせて47件のエントリーがあった。

これぞオンリーワンや!

 「尼崎はまだまだ底力を秘めている」。10月17日の審査会で片寄俊秀教授がうなる。ずらりとならんだ品々に審査員たちから賞賛の声が寄せられた。「工都の記憶、職人魂、鉄…まさに工業の権化」と大阪の観光PRの仕掛人、伴一郎氏が絶賛したのは[マルカの湯たんぽ]。揚げたての[天ぷら]をほおばり「おみやげとして尼崎の練り物文化は全国へ発信されている」と三宅正弘氏も熱く語る。3時間を超える議論の末、[湯たんぽ]と[天ぷら]が見事グランプリに輝いた。

なんぼでも買うてってや

 11月最後の週末。コンペで集まった品々を販売、展示するイベント[メイドインアマガサキショップ]が2日間だけオープンした。「伊丹からわざわざ買いに来たのにもう売り切れ…」と残念そうな主婦、「テレビで紹介されてるのを見て、昔住んでた尼崎が懐かしくなって来ました」と家族連れで来た50代の男性―尼崎ならではの商品を求めて、三和本通商店街の空き店舗に2日間で5千人が集まった。参加企業は20社を超え、学生や商店主、地元の郵便局、それに行政職員も一緒になってイベントを盛り上げた。

 会場の向かいにある老舗商店の店主がしみじみと言った。「人通りがまばらになっても、このまちにしかない商品やサービスがあればお客さんは集められるもんやね」と。

メイドインアマガサキ事業
●主催 尼崎中央三和出屋敷商業地区まちづくり協議会
●後援 兵庫県阪神南県民局 尼崎市 尼崎商工会議所 尼崎工業会 尼崎青年会議所 尼信地域振興財団 阪神シティケーブル エフエムあまがさき 
●協力 関西学院大学総合政策学部片寄研究室 尼崎南部再生研究室
兵庫県生活復興県民ネット 「まちの再発見運動」助成事業