南部再生第8号:もくじ
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特集:がんばれ!NPO

シンフォニー

今や阪神間NPOの顔となりつつある山崎さん

 「シンフォニー」は今年で開設6年をむかえる。設立当時はまさにNPO創成期だった。代表の山崎勲さん(52)は仲間と一緒に編集の仕事をしていたが、1996年1月の阪神大震災をきっかけにボランティアをはじめた。仮設住宅に住む高齢者の心のケアや引っ越し支援を中心に活動を展開。すると100人をこえるボランティアグループがまたたく間にできあがった。当時NPOという考え方は、まだ遠くアメリカでの事例でしかなかった。それでも、山崎さんはあえて「NPOシンフォニー」と名付けた。

会員に活動の場を提供

 1999年、NPO法人の認証をうけてから事業の方向をまちづくりに転換した。無論県下で最初の認証であり、まちづくりNPOとしては尼崎ではいまだ唯一の存在である。歴史文化講座に交流会、環境啓発イベント…

 「それぞれの会員がやりたいことをする場を提供してきました」反面、それがシンフォニー自身のミッションを希薄にしてしまったのかもしれないと反省する。「震災のときはボランティアが基盤だったけれど、NPO法人になり雇用をかかえるようになると収益事業にも力をいれなければならなくなって」昨年からパソコン講座などをひらくITサポートセンターをたちあげた。兵庫県からの委託でSOHO支援センターを運営し、老舗としての立場からNPO支援も。10月には昨年に引き続き兵庫県南県民局から「ふれあいの祭典」の運営を引き受けた。

今年10月に開かれた「ふれあいの祭典」の様子

 設立して6年、いろいろな顔がふえた。人の輪も広がったけれど、その分、会員の皆さんへの連絡が少しおろそかになってきたのも事実だ。「ここでもう一度原点にたちかえり、ボランティア活動にももっと力をいれたい」そのためには、人手が必要で、今休刊中になってしまっている情報紙を復刊し、会員とのコミュニケーションをとりもどしたいと山崎さんは意気込む。「とりあえず、情報紙編集スタッフ募集中です」

シンフォニーWEBサイト http://npos.cc/

道は険しくとも

 経済は冷え込み、景気の悪い話ばかりの昨今、NPOの皆さんは元気だ。共通して、もっと事業を拡大したいという思いがある。しかし、資金や人手が潤沢にあるわけではない。それぞれに険しい道だ。それでもその道の途中には「まちをよくしたい人」や「人のためになにかをしたい人」の心が待っているはずだ。がんばれNPO。