南部再生プランのためのポスター/1996年

尼崎公害患者・家族の会が1996年に発表した尼崎南部再生プラン。
公害のない尼崎を後世に残したいという同会の思いがさまざまなアイディアのもとに描かれ、その中に尼いもの再生も盛り込まれています。プラン作成時には「子供の頃に味わった」「年に1回の地蔵盆で食べるのが楽しみだった」「街中に活気があった」…多くの方が尼いもと、それを食べることのできた頃の尼崎を懐かしむように語り合いました。公害が世に出る前に尼崎南部を覆っていた尼いもは、まさに公害のない尼崎のシンボルでもあるのです。