尼崎ディスカバリー 宙に浮く謎の壁

尼崎で見つけた非日常の風景を切り撮る

国道2号線沿い浜田町辺り、ちょっと北に目をやると民家の間に浮かぶ謎の物体。はじめは小屋?かと思ったが、近づいてみるとそれは壁だった。何かの役に立っているようには思えないが何のために…地元の方に話を聞くとかつてはこの通りには尼崎浜田市場があり、そのアーケードに設置された防火壁だという。防火壁は実はもう一つあり、市場の閉鎖後一つは撤去できたが、現在残っている部分は建物の構造にがっつり組み込まれているため、そのまま残されているという。


写真・文/小林 哲朗(こばやしてつろう)
フォトグラファー。廃墟、工場、地下、巨大建造物など身近に潜む異空間をテーマに撮影。