KUISE UWASA MAP

今号の登場店はもちろん、「南部再生」で過去にお世話になったお店や、今回は取材にいけなかったけど「ここは載せとかなあかんやろ」と地元の人から言われたお店をマッピング。最新の街の噂とともにチェックを!

アイドルが銭湯で歌う?
尼崎銭湯文化の発信地、第一敷島湯で、今年5月、世にも珍しいアイドルがデビューした。その名も「婚活アイドルきっしー」。合コン、お見合いパーティーなど60回以上の婚活イベントに参加してきた岸川さんが、「婚活をもっと楽しもう」とアイドルに生まれ変わった。トークやライブ、サイン会を通じて、婚活疲れをしている人をサポートするというプロジェクト。第一敷島湯の番台では、彼女のブロマイドが絶賛発売中だ。ファンクラブもあるので、気になる方は「婚活アイドルきっしー」のtwitterをチェック。
立ち飲みブーム到来!
杭瀬の老舗「尼米蒲鉾店」が、お店の一角に自慢の天ぷらと美味いアテを出す「立ち呑みはんぶんこ」をオープンしたのは7年前。これを皮切りに杭瀬エリアに立ち飲み屋が続々開店している。美味い魚で人気の「いそかわ」や揚げたての唐揚げで飲める「虎大朗」や「つばさ」など、飲み歩き文化が開花しつつある。
市場の中に学校が開校?
国道2号に近い杭瀬市場(通称:本市場)に、学校のような机と椅子が並ぶ教室が今年4月に突如現れた。看板には「AMA日本カレッジ」。何の学校だろうと、突然訪ねてみた。「海外からの留学生のための日本語学校です」と教えてくれたのは講師の増山先生。現在はバングラディシュやマレーシアからの留学生がここで学ぶという。隣にはおしゃれなカフェがオープンしていたり、何だか気になる。「杭瀬出身のオーナーがとにかく地元に熱い思いを持っているんです」。杭瀬と世界がつながるいい話の予感。本誌でも改めて取材をしたい。
お宮にある不思議な池
杭瀬の氏神様、杭瀬熊野神社には「子安の池」と呼ばれ、その水を飲むと子宝や安産にご利益があると伝わる場所がある。「昔は大きな池だったんですが、今はお社の足元にあるちょっとした池がその面影を伝えています」というのは中西純平宮司。鯉が泳ぐ池の水、果たして飲む人いるんですか?と聞くと「今はペットボトルで飲める水をご神水としてお分けしています」と伝承を受け継いでいる。
大臣から表彰状!
小学校を中心に住民や企業、NPOなどがつながって活動する、文部科学省の「地域学校協働活動」。モデル的な取り組みをしているとして、2017年に杭瀬小学校が文部科学大臣から表彰されている。「みんなの杭瀬食堂」や「市場寺子屋」の他、学校が地元とつながる活動に注目が集まる。
あの名作の二人が奇跡的再会?
カフェ「フォーリーフ」の斉藤勝枝さんは、オープンして12年も経つのに「サンエー(スーパー)前の店」と呼ばれ、店名を覚えてもらえないのが悩みだったが、お隣りのうどん屋は「くらら」だったことに閃いてしまった。「そや、ハイジにしてみよ!」。軽い遊び心で店名を変更。かくして、杭瀬にアルプスの少女と親友クララが仲良く看板を並べる光景が生まれた。しかし、当の「くらら」店主・清水寿雅さんはその奇跡的再会にこの取材までピンと来ていなかった様子。「クララってのは、重要な登場人物なん?」と、逆に聞かれてしまった。