建つまで待てない!今すぐ行ける城スポット

城の復元模型と豊富な史料でお勉強。尼信会館

阪神尼崎駅から南西に徒歩5分 入館無料
開館時間 午前10時~午後4時 月・祝休日休館(祝日が土日の場合は開館)

僕らの貯金箱、あましんが開設した尼信会館の2階には、たくさんの史料が常設展示されている。中央に鎮座するのは尼崎城の精密な復元模型。上から眺めて殿様気分を味わうのもいいが、少し屈んで横から見ると、江戸時代の町民の視線が体験できるようでより楽しめる。尼崎市指定文化財である「尼崎城分間絵図」や、カラフルに描かれた「御城下町之図」など見どころたっぷり。平日など空いている時間に行けば館長の大江さんが丁寧に解説してくれるかも。

巨大スケールのご城下ジオラマを見よ。尼崎市立文化財収蔵庫

阪神尼崎駅から南東に徒歩5分 入館無料
開館時間 午前9時~午後5時30分(入館は午後5時まで) 月曜休館(祝日の場合は開館)

旧城内中学校の校舎を活用している文化財収蔵庫。展示室では市内の遺跡からの出土品や近代工業関連の資料と共に、尼崎城下の巨大ジオラマがある。現在の出屋敷駅~大物駅あたりに広がっていた城下町を一望。そのスケールには驚くはずだ。その隣には本丸部分の復元模型も。四層4階の天守閣も細部まで見られる。尼崎城に関する史料は多く残っており、「予算と土地さえあれば1分の1で再現できる」という学芸員の室谷さんの言葉に、つい期待してしまう。

北部にも城があったのをお忘れなく一足先に城開き。富松城跡

「富松城跡前」と交差点の名前にもなっている城跡。室町から戦国時代に作られた土塁と堀の一部が残る史跡で、相続で国有地となっていたが、地元の保存運動もありこのたび、市有地に。今年10月には「城の歴史を通じて地域の人が交流する場にしたい」と祭りが開かれた。