祝!新紙幣発行記念 1000円でガッチリ食べまショー

1000円札を握りしめ、食にうるさい特派員が市内各地を食べ歩く。これだけ食べて1000円ポッキリ?大阪にも負けない「アマの食いだおれ」レポート

スイーツ・粉モン 立花おやつ食べ歩き

何から行こっかなぁ。立花駅周辺で「おやつ」と言えば、おっちゃん、おばちゃんの作る粉もんだ。と、いきなり「かけそば100円」の看板が。胃袋の準備体操にちょうどいい。

からい系の後は甘い系というのが私の定石。「おばちゃん、粒あん!」。回転焼きにかぶりつく。しあわせ~。

クレープ屋でメロン味のフローズンを見つけた。子供の頃、大好きだった味。「また、来るわ」。店のおねえさんに言い残し、フローズン片手にしばし下町を散策する。ゆる~い雰囲気が心地いい。

おっ、たこ焼き発見!「おっちゃん、オリジナルソースのん1つ」。はふはふっ、おいひぃ~。でも、胃袋もそろそろ限界。

気分を変えるためメロンパンを食べ、やっぱりハズせないと120円でお好み焼きを食べる。残り200円。クレープ屋に戻って、オススメのバターシュガークレープで、ジャスト1000円。このまちでは500円でも多すぎるくらいだ。あぁ、明日からまたダイエットだわっ。

1000円おやつ 橘知世(プランナー)

ケーキバイキングでは軽く20コを食べるスイーツマスター。満腹はボクササイズで解消。もくもくと食べる姿は見るものを圧倒する。

ゴージャス!三和市場「特選幕の内」

1000円弁当は幸せな驚きで始まった。「今日はマツタケご飯あるで」「ホンマですか。なんぼ?160円。やすっ!」

空の弁当箱を手に、まずは飯ものをと思ったらいきなりのサプライズ。ホクホク気分で歩き出すと、「これ入れとき。おいしいから」と声が。飴色に光るサバの煮つけと分厚い鰻巻き。店頭のパックをばりばりと破って中身を出してくれるではないか。計200円。

大胆な値引きあり、少量の切り売りもOK。興が乗れば、こちらが「えっいいんですか?」と思わずひるむようなサービスをしてくれる。「市場思考」である。

もちろん、衝撃のロープライスも同居。ささみカツ35円。野菜ボール60円。飾りのレタスやプチトマトもおまけに付いた。

どの店でも言われた。「1000円?二段重ねの豪華版になるで」「1人分かいな?食べきれんで」。刺身に蒸し豚におひたしに…。お茶まで入れて995円也。品数以上におなか一杯、「秋の三和市場 特選幕の内」である。

1000円弁当 松本 創(本誌FOOD風土ライター)

市場好き、料理好き、ご飯好きの片付け嫌い。最近、急激な体型の変化に焦り、「短期ベジタリアン宣言」をするも初日で挫折。

ビール片手に武庫川つまみ三昧

ビール缶を片手に、武庫川駅周辺をぶらぶら歩く。さあ飲むぞ。

まずは年季の入った酒屋へ。立ち飲みカウンターでパンチパーマのおっちゃんと並び、ゲソ串100円で乾杯。これって野球でいうと始球式やな、と一人納得しながらおでん屋に。

「開店前やけど、ええよ」と美人女将が手招きしてくれた。うずら卵とちくわで240円。だしが染みてほっこり気分。日本酒といきたいところだが、次へ向かう。

「清荒神名物いか焼き」の看板に引き寄せられ、250円。精肉店でコロッケ52円。ああ、ビールが半分以下になってしまった。

趣向を変え、和菓子店にてみたらしだんご85円。特上醤油を使っているとかで濃厚な味。「お酒にも合うでしょ。うちの人気商品」。おばちゃんとしばし立ち話。

串カツ屋できす100円を注文する頃にはビールは空っぽ。お土産用にたこ焼き150円でしめて977円。満腹。でも飲み足りないから、もう1軒。こちらは軽く1000円を超えた。

1000円立ち飲み 小林由佳(会社員)

子どもの頃から塩辛いもん好き。「将来は酒飲みになるで」との周囲の期待にこたえる大人になった。このごろはもっぱら泡盛党。